「人」を大切にする
企業は、人で成り立っているということを、つくづく感じます。
「ハルキ」に関わる人、ひとり一人が生き生き活動している場になればと思うに至ったわけを、少し当社の原点も振り返りながらお話しします。
人には、できること・(ある程度でも)見通しが利く分野と、逆に、ちょっと苦手・見通しが立ちにくい分野がどうしてもあります。
見通しが利く得意な分野を任されると、嬉しくて、やりがいがあります。また、苦手な部分を誰かに任せることができれば、助かりますし、ありがたいなあと思います。
考えてみると、前社長(現会長)と私はそれぞれが得意なことを思い切りやり、得意以外は自分以外に任せていた。そんな体制になったことが、今のハルキの原点かもしれません。
嬉しくて、なおかつありがたい、という関係性は、一度体感するとやみつきになります(笑)。
個々の従業員についても同じように考えています。
適性/得意・不得意は一人ひとり異なりますから、それぞれの適性に沿った業務に就いてもらうことを意識しています。
もちろん、全員が全員「これだ! 天職だ!」という業務に出会えるかは分かりませんが、ハルキの業務には、ザ・製材業という感じで重機で丸太をガンガン動かすダイナミックな仕事もあれば、爆音とともに丸太をノコで切り製材する工程は実は操作盤に向かって精細にボタン操作をする仕事だったり、繰り返し作業の積み重ねで成り立つ加工工程もあります。もちろん、経理などの事務職もあります。
社員(パートも含め)になってくれたメンバーの適性や指向に近い「好きな仕事」、もしくは「やれなくもない仕事」っていうのはきっとあると思います。本人が取り組みやすい仕事は楽しいと感じやすいし上達もしやすいです。
そして、従業員が生き生きとやりがいを持って取り組みやすい環境や状況を作るのが、社長の仕事だと思っています。
ちなみに、「働きたいけれど固定の時間帯では難しい」というお声を、地元森町の子育て中のお母さん方から聞きまして、会社の体制をちょっと工夫して、自由なシフトで働ける業務形態に調整しました。地元だけに、出勤のための移動時間はかなり短いですし、ちょっとした隙間時間でも働けることにやりがいを見出してくれているようで、積極的に参加してくださる様子を見ると本当にありがたいと感じます。
人が一人でできることは、知れています。
様々なメンバーが関わり、互いの適性がうまく活かされていく場として「ハルキ」が存在できるように、よく気を配っていきたいと考えています。
ハルキのファンになっていただくこと
関わり方という面では、社員と顧客のほか、仕入先や関係各社、地域の皆さんにも、この先ずっとハルキのファンでいてもらえる会社を目指しています。
「ファン」というのは、雇用関係や取引関係にプラスして、何かしらの気持ちや思いなどのプラスαがある関係性だと思います。プラスαの部分が、面白さだとか、例えば厳しい状況の時の踏ん張りだとかの原動力になっているんじゃないかと感じます。
この先も、ファンでいてもらえる会社を目指します。